日記5

 お久しぶりです。日記を書きます

 春学期を終え、無事に夏休みが始まりました。授業アンケートを半分くらい出し忘れてしまいましたが、おそらく大丈夫です。おそらく。

 生まれて初めての「大学生の夏休み」なわけですが、思っていたよりも忙しいです。自動車学校とか、人生に焦って入った団体のお仕事(オープンキャンパス)とか。オープンキャンパスの前日まで体調を崩していたこともあり、あっという間に日々が過ぎている感覚です。光陰矢の如し。冗談ではなく10回目くらいになりますが、今の大学にめちゃくちゃ行きたかったわけではありません。オープンキャンパスに来ている高校生を見て悲しくなったりもしました。別に彼ら彼女らは何も悪くないんですけれどね。わたしは弊学のことをそこまで好きではありませんが、弊学に惹かれているのなら、是非入学していただきたいです。入りたい大学に入れないもどかしさは身をもって経験しているので……。悲しくなった瞬間もありましたが、お喋りも愛想を振りまくのも好きなので、来場者の対応はとっても楽しかったです。ミスの連発で落ち込んだりもしましたが、オープンキャンパスのお仕事はなんとか終えることが出来ました。これで心置きなく親知らずを抜くことが出来ます。明日。ドタバタスケジュールすぎる……。入院して一気に4本抜きます。去年の秋からずっとガクブルです。

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 ↑流石に浪人と親知らずの抜歯だったら後者の方がマシだと思うよ。

 親知らずのせいでせっかくの歯列矯正が台無しになる方が嫌なので、先楽しみのことを考えて耐えます。お気に入りの生写真とか持って行こうかな。

 先の楽しみと言えば。ふるあめりかに袖は濡らさじ、ポスタービジュアルに制作発表と、続々と新しい情報が出てきますね。無事に初旬のチケットを抑えることが出来ました。生まれて初めてのファミクラ先行チケットです。わーい! 大学生だ!*1

 今日公開された制作発表会のレポートで、舞台がさらに楽しみになりました。と言うのも、薮くんのこちらの発言。

そのシーンの間、藤吉の気持ちが僕の中にうずまいて、稽古が終わったあと、その場でクラクラしてしまいました。

「ふるあめりかに袖はぬらさじ」大竹しのぶ、初共演の薮宏太に「もっとクラクラしちゃえ!」と激励(会見レポート) - ステージナタリー

 役にのめり込める(飲まれてしまう)ことも、ひとつの才能じゃないでしょうか。なかなか出来ることじゃないと思うんです。生憎わたしはお芝居をする方には疎いので、もしかしたら役者と呼ばれる人は、プロアマ問わずみんなそうなのかもしれません。それでも、大好きなアイドルが、それ程までに役にのめり込んでいるという事実が、なんだかとてもうれしかったです。以前に雑誌*2で「長期間役と向き合う舞台は自分に向いている」とお話されていたこともありますし、薮くんの舞台仕事が今後もあるといいなあ。なんて、来年(もっと先?)のことを言ったら鬼に笑われちゃいますね。薮担の端くれとして、頑張ってお金貯めるよ……! それにしても、クラクラしてしまうって相当ですよね。美村さんのお芝居が物凄いんだろうな。あ〜〜〜〜はやく観たい! わたしも客席で亀遊のことを考えて苦しくなりたい……。

 それから、この発言で、有吉佐和子の「一の糸」のワンシーンを思い出しました。主人公の茜が、愛人を亡くした唄の内容と、初めて身体を許した相手に結婚を拒まれた自身の経験とを重ねてしまい、舞台上で泣き崩れてしまう場面。ああ、有吉佐和子の戯曲なんだ、と実感しました。ふるあめりかに袖はぬらさじの情報が解禁されてから手を出したため、ファンと言うのはまだ烏滸がましいですが、有吉佐和子の作風、彼女の描く人間がとても好きです。当初は「薮くん舞台出るんだ! わーい!」が9割を占めていたのですが(ちなみに、残りの1割は「藤吉は絶対にわたしが好きな男だから絶対にこの目で見たい」)、今は「有吉佐和子が原作の戯曲を絶対にこの目で見たい……!」が3割ほどを占めています。好きなアイドルが出演する舞台の原作者の作品が自分好みであるとは限らないじゃないですか。だから今、とってもしあわせで、9月がとっても楽しみです。そんな9月のことを考えながら、親知らず抜歯に耐えようと思います。やっぱり怖いよー! おやすみなさい……。

*1:別のアイドルに傾倒していた際に、ファンクラブに入るのは大学生になってからにしろと母に言われたのです

*2:TVガイドPERSON vol.128 これは余談ですが、慌てていたためにパンプスと同じ袋に入れて持ち帰ってしまい、シゲアキ先生には大変申し訳なかったです。